はす向かいに住む幼なじみの女の子。小学生までは地区の行事や、登下校の班行動で一緒に行動もしていたのですが、中学生にもなると男子と女子の間には不思議な間が生まれてきます。
あるとき、通りがかった校庭のすみにあるテニスコートで彼女を見かけました。その真剣な表情や体躯はぼくの知っている彼女とは少し違って見えて、あんなに近い存在だった人物が遠くに感じてしまいます。
大人になるとそんな体験はなんだかモヤモヤする記憶として時折よみがえるもので、あのとき少しずつ離れていく距離を留めるためのスベをなぜ持っていなかったのかと自分に問いかけるようになります。
不揃いなドライフルーツを並べたような記憶。そのうちの一欠片。
これは、そんな物体です。
サイズ:8cm × 8cm × 15cm
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